2005年04月29日
商品名「アコンプリカ」(Acomplia)というダイエット薬が、試験の結果、非常に有望であることがわかり、近く、アメリカのFDA(米食品医薬品局)に認可申請を出すと言う。
このダイエット薬は、フランスの「サノフィ・アベンス社」(SanofiーAventis)が開発した実験的な薬で、一般名は「」リモナバント(rimonabant)。この薬の作用は、脳内の快楽中枢の働きを抑えて、食べる量を減らし、同時に、脂肪細胞にも働きかけて体重が増えるのを抑えるという。3月8日、米フロリダ州オーランドで開かれた米心臓学会の会合で発表されたところによると、この試験は、極端な肥満のヨーロッパ人1507人を相手に行われた、被験者を、アコンプリカを2年間飲ませたグループと、偽薬を与えたグループに分けて観察した。その結果、アコンプリカを飲ませたグループでは、平均16ポンド(7.2キロ)体重を減らした。これに対して、偽薬を与えられたグループでは、平均体重が5.5ポンド(2.5キロ)減った。試験主任のルク・バンガール博士(ベルギーのアントワープ大学病院)は、「試験2年目には、体重がやや増えた人もいたが、ほとんどの人は変わらず、継続して減量効果があることがわかったと述べている。被験者のウエストも、服用1年後には、平均3.4インチ(8.5センチ)小さくなり、2年後には、平均3インチ(7.5センチ)小さくなっていた。この薬は、昨年(2004年)秋にも、アメリカ人とカナダ人合わせて3040人で試験が行われており、この時は、アコンプリカを飲んだ人は、平均19ポンド(8.5キロ)体重を減らした。偽薬飲んだ人では、5ポンド(2.2キロ)減らした。これらの試験結果から、研究者たちは、「アコンプリカは、体重を減らすだけでなく、その効果が続くところに特徴があり、これは従来のダイエット薬にはなかったことだ」と評価している。