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2005年04月19日

1日2ブロック歩くだけでお年寄りの健康段違い

だれでも、いつでも、手軽にできる運動として、ウォーキングをする人が多いが、どれほど歩けば、どれほどの効果があるのか、を高齢の女性で調べた研究が、「米老人学会雑誌」(JournalofAmericanGeriatricSociety)3月号に掲載された。研究者は、米国立加齢研究所のエリノア・サイモンシック博士ら。研究者たちは、65歳以上の女性のお年寄り800人を調査対象に選んだ。この女性たちは、全員、身の回りのことをするにも不自由な人たちばかりだが、調べてみると、28%は、外に出て、1日におおよそ2ブロック歩いていた。1ブロックは、ところによって違うが、大体60メートルから100メートルほどと考えていい。そこで研究者たちは、これほどわずかな距離を歩くことが、どれほど健康維持に意味があるのかをしらべるために、はじめに調査した時から1年後に、このお年寄りを再調査した。その結果、週に平均2ブロック歩いていたお年寄りは、歩くスピードこそは落ちていたが、ほとんど外出せずに歩いていなかったお年寄りと比べると、断然動きが良く、全般的に体力がすぐれており、健康状態に大きな差ができていた、という。研究リーダーのサイモンシック博士は、「なかには、持病が悪化して、体が弱っているにもかかわらず、毎日頑張って外に出て、わずかでも歩いているお年寄りもいた。そういう人にとって、歩くことは、かけがえのない健康法であり、その恩恵もきわめて大きい」と話している。しかし、博士は、「確かにわずかでも歩けば、それなりの効果があることはわかったが、欲をいえば、もっと多くのお年寄りが、毎日外に出て歩いてほしい。そして、もう少し長く歩いてほしい。体だけでなく、気持ちもすっきりして、変わってきます」と話している。