世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2005年03月21日

毎日ビール、ワインを飲むおばあちゃんは頭がシャープ

毎日、ビール、あるいはワインを、適量飲んでいる高齢女性は、記憶力、思考力が、飲まない同年の女性よりシャープであることがわかった、と1月20日発売の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」で報告された。
この研究を行ったのは、ハーバード大学と、同大学関連のブリガム女性病院の研究者たち。同大学では、医療に携わる看護婦など女性を対象に、長年にわたって、いろいろな観点から継続的に健康にかかわる調査を行っているが、この研究もその一環。ここでは、70歳から81歳の女性、約1万2500人に、まず、アンケートによって、毎日アルコール類を飲むかどうか、飲むならその量、頭の働きなどについての自己診断を聞いた。研究者たちは、同時に、女性一人一人に、記憶や思考など、精神活動の程度を計れるように工夫された電話インタビューを行った。
その結果、毎日アルコール類を適量飲んでいる女性は、飲んでいない同年女性よりも、頭の働きが「1年半若い」ことがわかった、という。この場合、適量というのは、ビールなら12オンズ(360CC)、ワインなら6オンズ(180CC)程度のことで、それ以上飲んでも、とくに記憶力が良くなるというようなことはなかった。もっとも、調査した高齢女性には、ヘビードリンカーはいなかったという。また、ビール、ワインその他、飲んでいるアルコールの種類によって、頭の働きに違いが出る、ということはなかった。以前から、適量ならアルコール類を常用すると、心臓病や脳卒中の予防になる、ということは良く言われている。研究リーダーのメイア・スタンプラー博士は、アルコール飲料が心臓血管系の病気の予防になるということは、アルコールによって、血行が改善されるからで、同じように脳の血行が良くなって、記憶や思考力など頭の働きが良くなるのではないか、と言っている。しかし、この研究について、シカゴにあるラッシュ大学のデニス・エバンス博士は、「もともと、肉体的、精神的に元気な高齢者が毎日アルコー類を飲むのであって、アルコールのおかげで精神活動が活発になった、と結論づけるのは、いかがなものか」、と同雑誌の論説欄でコメントしている。