2005年03月15日
韓国の研究チームが、100万人以上の韓国人を調べて、糖尿病患者がある種のがんにかかり死亡している割合が高い、ことがわかった、と1月12日発行の「米医師会雑誌」(JournalofAmericnMedicalAssociation,JAMA)で発表した。
とくに、血糖値が高い人ががんで死亡している、とこの研究は伝えている。ソウルの延世大学の研究者が行ったこの研究は、公務員や教師などのための健康保険団体に加入している30歳から95歳までの韓国人男女129万人を対象に、1992年から10年間について調べた。
その結果、調査対象の約5%が糖尿病を患っていた。また、この間にがんで死亡した人は2万6473人いた。その関係を詳しく調べると、糖尿病の人は、がんにかかりがんで死亡する割合が、糖尿病でない人よりも30%高かった。とくに、すい臓がんにかかる割合が高く、この他、肝臓がん、食道がん、結腸がんと、消化器系のがんが多かった。糖尿病患者になぜがんが多いか、その理由はよくわかっていないが、インスリンを分泌する臓器であるすい臓のがんが多いということから、糖尿病とがんの接点がここにありそうだ、と研究者たちは見ている。