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2005年02月27日

高齢者の禁煙努力を健康保険でカバー---米政府

65歳以上の高齢者と、身体障害者を対象とする米政府管掌の健康保険「メディケア」(Medicare)のマーク・マクレリアン局長は、12月23日、たばこをやめたい、と思っているお年寄りに、「禁煙カウンセリング」を施し、そのための費用を保険でカバーすることにした、と発表した。
来年(2005年)3月にも実施に移す、という。
対象となるのは、喫煙者、喫煙関連の病気を持っている人、禁煙目的の薬物を使っている人で、4回迄のカウンセリングがカバーされる。
もし4回のカウンセリングで不十分なら、あらためて、4回カウンセリングを受けることもできる。
お年寄りの喫煙者は、全米で400万人いる。アメリカで、肺がんなど、喫煙が原因とされる死亡者は年間44万人いるが、その70%の30万人は、65歳以上のお年寄りである。
禁煙努力を保険でカバーするなら、禁煙グッズや禁煙のための薬物も保険でカバーすべきであるという声も出ている。
しかし、米ガン協会(American Cancer Society )のジョン・セフリン理事は、「たばこをやめるのはだれでも難しいことだが、そのためにカウンセリングを受けることは、案外有効な手段であることが証明されている」と述べている。
試算によると、この禁煙カウンセリングを実施した場合の費用は、1年間で1000万ドル(10億円)。
しかし、それによって、向う10年で18万7000人の高齢者がたばこをやめれば、そのために病気が減り、メディケアとして、カウンセリングのコストは十分ペイするという。