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2005年02月24日

ラップトップ・コンピュータを使うと精子づくりに悪影響

ラップトップ・コンピュータ(laptpp computer )は、小型で、文字通りひざ(lap )の上にのせて使えるので、どこでも、いつでも使えて便利だ。
飛行機の中でも、公園のベンチでも、会議の席でも、キーをたたいて、情報を引き出したり、入力できる。
ところが、ラップトップ・コンピュータをいつもひざに乗せて使っている男性は、精子をつくる能力が損なわれるおそれがある、という研究が、12月発行の雑誌「人間生殖」(Human Reproduction)に載った。
この研究を行ったのは、ニューヨーク州立大学(ストーニーブルック)のジェフィム・シェンキン博士ら。
研究者たちは、29人の若者に、ひざに乗せてラップトップ・コンピュータを1時間使わせ、その間に、股間、つまり、陰嚢の部分の温度変化を測定した。
その結果、コンピュータのスイッチを入れた状態では、股間の温度は、コンピュータを使用していない時よも、平均華氏5.7度(摂氏3,2度)上昇した。スイッチを消した状態でも、華氏4度(摂氏2.2度)上昇していた。
股間の温度が、長い時間これほど上昇すると、精子つくりの機能低下を招くことは必至であるのだという。
男性が精子をつくるさいには、精子つくりにかかわる体の部分が、体の他の部分よりも低い温度でなければならない。睾丸を入れている陰嚢が外に出ているのも、なるるべく温度を低く保つようにするためである。
だから、陰嚢の温度が上がれば、精子づくりに支障を来すのである。
シェンキン博士は、「われわれの研究は、規模の小さい予備的なものだが、これによって、ラップトップ・コンピュータの使用が、陰嚢の温度が上昇させ、精子の質と量にマイナスの影響を与えていることが、はっきりした。ラップトップ・コンピュータは、ひざの上に乗せて長時間使わいようにすべきだ。あるいは、股間の温度が上がらないよう、コンピュータを使う時の姿勢に気をつけるべきだ」と述べている。
近来、男性の性的機能が衰えていると言われる。
この研究を行った研究者によると、その原因にはさまざまな要因が考えられるが、その一つは、現代人は、本来下げなければならない陰嚢の温度を、知らないうちに上げていることだ、という。
暖冷房の完備で日常生活の環境に温度の変化がなくなったこと。車に乗って体を冷気にさらすことが少なくなったこと、体にぴったりの衣服を着ていつも股間を締めつけていること、などが陰嚢の温度をあげている、と研究者たちは指摘している。