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2005年01月24日

イラク帰りの米兵に血液感染の奇病増える

CDC(米疾病管理予防センター)が、11月19日伝えたところによると、イラクやアフガニスタンの戦闘に参加して、軍の病院で手当を受けた米軍の兵士に、難治性の血液感染症が、すでに100例以上に上っている、ということが明らかになった。
この病気は、アシネトバクター・バオマニル菌(Acinetobacter baumannil )というバクテリアの感染によって起き、有効な抗生物質はなく、いまのところ治療法はない、という。
ワシントンのウォルターリード陸軍医療センター、ドイツのランドシュツール地域医療センターなど5ヵ所の軍関連病院で、2002年1月から2004年8月までに、合わせて102人の兵士が、この感染症と診断された。
米陸軍当局によると、米軍兵士が、このバクテリアに感染しったのは、戦闘中なのか、前線で手当を受けた時か、搬送中なのか、陸軍病院などに収容されてからあとのことなのか、については全くわからない、という。
このバクテリアは、水中、または、土中で見つかり、病院でも検出されることもある。
とくに、病院の集中治療室でよく見つかる。患者間で伝染しているらしい、と見られている。
この感染症には、ほとんどの抗生物質が効かない。
ただ、すでに使われていない古い抗生物質の「コリスチン」(colistin)が効いたという症例が報告されている。
しかしこの抗生物質は、毒性が強く、今日では使われることはまれである。
アメリカの医療関係者は、この感染症の患者を慎重に追跡観察するとともに、治療法の確立を急ぐことにしている。