2004年12月02日
CDC(米疾病管理予防センター)が10月9日伝えたところによると、アメリカで慢性じん臓病患者が、1990年代に2倍以上に増えたことがわかった。すなわち、100万人当たりの慢性じん臓病患者数は、1990年には697人だったが、2001年には1424人と2倍以上増えた。最近では、慢性じん臓病で苦しむ米成人は1900万人と言われ、毎年、5万人以上がじん臓病で死亡している。死亡を原因別で見るとと、じん臓病は第9位となっている。このように、じん臓病が増えた原因として、CDCは、糖尿病と高血圧が増えたこと、高齢化が進んだこと、じん臓病患者の生存率が高まったこと、をあげている。じん臓病増加の流れを食い止めるための対策として、CDCは、検診によって、じん臓病の早期発見を推進すること、じん臓病予防の観点から糖尿病患者を治療すること、さらに、健康的な食事と適切な運動をこころがけるよう、医師は患者を導くことが肝要である、としている。CDCの専門家によると、じん臓病は、長い年月をかけて少しずつ悪化した結果わかることが多い。症状が出るようになった時には、じん臓の機能が、正常な働きの10分の1以下に低下していることが多い。その時には、排泄物が体内にたまって、危険な状態になっている。だから、非常に恐ろしい病気であることを知るべきだ。じん臓病になり、慢性化すると、生き延びるためには、人工透析をするか、じん臓病移植が必要になる。とくに、糖尿病患者と高血圧の人は要注意である」とCDC専門家は話している。なお、慢性じん臓病にための医療コストは、アメリカで、2001年には200億ドル(2兆円)に上っている。