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2004年11月19日

出産後、看護師の家庭訪問が有効

アメリカでは、病院で赤ちゃんを生んでから、早ければその日、たいがいは翌日には退院するケースがほとんどだ。車に乗ったままで出産するようなもの、というわけで、「ドライブバイ出産」(drive-bydelivery)などと言う人がいる。分娩費用を節約する、とか、母親が忙しい、とか、いろいろわけはあるのだが、スピード退院が、母子の健康にいいわけがない。果たして、いったん退院したお母さんが、赤ちゃんを抱いて、再び病院にやってくるケースが意外と多いことが、ペンシルベニア州立大学の研究によってわかった。同大学の研究チームは、同大学のハーシー医学センターで生まれた約3000人の赤ちゃんについて、医療記録を調べた。雑誌「小児科学」最新号で発表された調査結果によると、生まれた赤ちゃんの3.5%が、生後10日以内に救急患者として病院に運び込まれている。また、2.8%が再入院している。その一番の理由は、黄疸と脱水症状だ。ところが、新生児の再入院、要治療を防ぐ有効な対策があった。この病院では、生まれて間もない赤ちゃんの様子を見るために、看護師が家庭訪問する制度がある。この制度を利用して、看護師を家庭に受け入れていた母子では、再入院はわずかに0.6%、救急患者として病院を訪れたケースはゼロだった、という。つまり、看護師の指導によって、母子は再度病院に行かないで済んだわけだ。とくに若いお母さんは、看護師の指導によって、授乳など育児の面でいろいろ恩恵を受けている、という。「とかく不安が先に立ちやすい母親にとって、看護師が家庭訪問してくれれば、乳児期だけでなく、子育ての全期間を通じで、強い味方になるだろう。どこの病院でもこれを制度化すべきだ。健康保険もこれをカバーすべきだ」、と専門家は提言している。