2004年10月29日
極端な肥満で寝たきりだった男性が、入院、加療の結果、3ヵ月で370ポンド(167キロ)も体重を減らすことに成功、今は病院の廊下を歩けるようになった。おそらく、減量の新記録ではないか、と見られている。
この人は、米ネブラスカ州バレンタイン出身のパトリック・デューエルさん。レストランのマネージャーをしていたが、だんだん太り出して、ついに1000ポンド(450キロ)近くになった。身長6フィートに満たない彼は、肥満な体を思うように動かすことができず、昨年秋からベッドに寝たきりになった。それでも、体重は増える一方で、このまま放置すると、肥満にともなうさまざまな異常が重なって命が危ない、と言われて、今年(2004年)6月4日、サウスダコタ州スーフォールズのアベナ・マッケナン病院に緊急入院した。この時の体重が1072ポンド(483キロ)。
病院では、食事を1日1200キロカロリーに厳格に制限するなど、あらゆる手当を施した。その結果、9月には、体重が702ポンド(316キロ)に減った。この程度の肥満体なら、それほど珍しくはない。血圧、血糖値も正常に戻り、減量の効果がはっきり出てきた。9月に入って、初めて、看護婦の助けを借りて、病院内を歩けるようになった。今は、自力で立ち上がれるようになり、1日3回、助けを借りずに、廊下をそろりそろりと歩いている、という。「おかげで、体が楽になった。病院は、近く、私をリハビリの病棟に移す、といっている。希望がわいてきた。問題は、弱った筋力をどう取り戻すかだ。エクササイズをすることだ。今後様子を見て、胃を縛る肥満手術を受けることを考えている。そして、普通の体に戻れるといい。私のケースが、同じように肥満で苦しんでいる人たちの希望になれば幸いです」とデューエルさんは話している。