世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2004年08月10日

テレビっ子は成人して肥満になる、を証明

「カウチポテト」--長時間ソファに座って、ポテトチップをつまみながらテレビばかり見ていると肥満になる、ことをいましめる言葉だ。
とくに子どもでは、カウチポテトで運動不足になり、体も頭も発育不良になりやすい、と言われているが、そういう子どもが大人になると、肥満、高コレステロール、高血圧など、いくつもの健康問題を抱えることになることが明らかになった。
この研究は、7月16日発売の英医学誌「ランセット」(TheLancet)に掲載された。それによると、研究者たちは、1972年から73年にかけて、ニュージーランドのダネディン(Dunedin)で生まれた1000人について、子どもの時にどれほどテレビを見たか、その子どもたちが、大人になってから健康状態がどうなったか、を、定期的に面談する形で、26歳になるまで追跡調査した。
その結果、子どもの時(15歳まで)にテレビを見た時間と、大人になってから各種の健康指標との間に、密接に関連があったことがわかった。すなわち、子ども時に、毎晩1、2時間のテレビを見ただけで、その人は、大人になってから、「BMI」(bodymassindex)が高く、循環器系、呼吸器系の疾患にかかりやすくなり、コレステロール値が高く、高血圧にもなりやすく、喫喫率が高いなどが判明した。BMIとは、体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った値で、肥満度を示す。BMI25なら標準、25以上30以下なら体重オーバー、30以上で肥満、されている。
研究者たちは家庭の経済状態、家族の喫煙や体重、5歳時の体重などを考慮して、得られたデータを調整して結果を得た、という。データ分析の結果、26歳の時点で体重オーバの人の場合、その体重オーバーの原因の17%は、子どものころ1日2時間以上のテレビを見ていたことに帰する、という。同様に、高コレステロール値の原因の15%、喫煙習慣の原因の17%、体力不足の原因の15%は、子どものころのテレビの見過ぎ、に帰することができる、と研究者たちは言っている。
この研究結果について、ボストン子ども病院の肥満プログラム責任者、デービッド・ルドウイグ博士と、ハーバード大学公衆衛生学部の社会学者、スティーブン・ゴートメーカー博士は、以下のようにコメントしている。「この研究は、子どもの時にテレビを見る習慣が、子どもの時の健康ばかりでなく、大人になってからの健康状態に、いかに大きな影響を与えているかを如実に示している。テレビを見せておけば静かにしている、といって、子どもがテレビを見ていることを放置いている親がいるが、無関心が一番よくない。それに、子ども向けの食べ物のテレビコマーシャルを何とか規制すべきだ。国民の健康維持のために、まず、子どものライフスタイルを改善することが急務だ