世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2004年08月24日

乳がんの発見はエックス線撮影よりMRIの方が優れている

乳がんの検診には、普通「マンモグラフィー」(乳房エックス線撮影法)と呼ばれるエックス線によるがんの有無を調べる検査が行われる。ところが、7月29日発売の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」で発表されたオランダの研究によると、乳がんの発見は、エックス線より、MRI(核磁気共鳴映像法)の方がより有効であることがわかった、という。
この研究を行ったのは、ロッテルダムのファミリー・キャンサー・クリニックのミエク・クリグ博士ら。乳がんにかかるリスクがとくに高い女性1909人を対象にこの研究は行われた。被験者は、1999年以降毎年、マンモグラフィーとMRI、それに通常の触診による乳がんの検査を受けた。その結果、40人に乳がんが発見された。このうち、55%はMRIで見つかり、20%はマンモグラフィーで、25%はMRI、マンモグラフィーの両方で見つかった。これから、MRIによる乳がん発見率が最も高いことがわかった。しかし、問題がある。MRIによる検診では、結果が陽性と出ても、がんでないケースが多いことだ。その誤診率は、マンモグラフィーによる誤診率の2倍で、そのために、不要な再検査も2倍に上る。また、無駄なバイオプシー(生検)は3倍に上るという。バイオプシーとは、体から組織片を切り取ってがん細胞の有無を調べる方法だ。
こうした、誤診率の高さにもかかわらず、研究者たちは、MRIはマンモグラフィーと比べて、乳がんの発見では総合的にすぐれており、とくに、乳がん遺伝子「BRCA1」をもっている人では、がん発見の手段として有効性が高い、としている。乳がん遺伝子をもっている女性の85%は、70歳になるまでに、乳がんができると言われている。