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2004年07月17日

ポルノ演技でコンドームをつけよ--加州でデモ

「ポルノ俳優はコンドームをつけて演技せよ」--カリフォルニア州ビバリーヒルズにあるポルノ雑誌フィルムの出版大手のフリント社(LarryFlint's)の表玄関の前で、6月17日、約20人のエイズ活動家が、巨大なコンドームを形どったのぼりを掲げて、「ポルノ俳優はコンドームを使え」と叫んで抗議デモを行ない、同社の代表に抗議文を手渡した。その理由として、デモ隊側は、フリント社が、ポルノ出版業界でずば抜けた大手であること、同社のラリー・フリント社長が、最近、ロサンゼルス・タイムズ紙とのインタービュで、「俳優がコンドームをつけたのでは、フィルムも雑誌も売れない」と発言したことに対する抗議である、と言っている。デモ隊に参加したのは、エイズ防止活動を行っている人たちで、その一人、「エイズヘルスケア基金」(AIDSHealthCareFoundation)のマイケル・ワインスタイン会長は、「われわれは、ラリー・フリント氏がまず、エイズ防止のためのお手本になるべきだと思う」と話している。今年(2004年)4月には、アメリカの5人のポルノ俳優が、エイズの病原体であるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していたことがわかり、ニュースになった。このため衛生当局は、ポルノ俳優のすべてを対象に、任意ながら、月2回のHIV検査を行い、これにパスしなければ、セックスシーンの演技をしてはならない、との通達を出した。同時に、これまで、自主規制に任せていたポルノ業界に、カリフォルニア州職場安全局が立入り検査を行い、同時に州による業界の監督強化を実施することになった。こうした動きの中で、ラリー・フリント社長の発言が報じられたため、活動家の怒りを買ったのである。「ポルノ雑誌やフイルムの影響力は大きい。そこから、HIV感染者が増えることには我慢がならない。ただ単に検査を強化するだけではだめだ」とワインスタイン会長は主張している。ポルノ業界の売上げは、年数十億ドル(数千億円)と言われている。ポルノ出版業界の一部、例えば、「ビビッド・エンターテインメント」(VividEntertainment)、「ウイックト・ピクチャーズ」(WickedPictures)など、ポルノ俳優には、演技にさいして、今後コンドームを使わせる、と約束している会社も出ている。