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2004年07月22日

がん患者の5年生存率が著しく向上--CDC

がんと診断されたあと、患者が5年間生きられるかどうかは、がんの病状経過や治療効果を判断する基準となっている。つまり、5年生存率を上げることが、がん治療の努力目標となっているのだ。CDC(米疾病管理予防センター)とNCI(米がん研究所)は、6月24日、アメリカにおけるがん患者の5年生存率が、最近20年ほどの間に急上昇していることを明らかにした。それによると、すべての成人のがん患者について、1974年から76年にかけての5年生存率は50%だったが、1995年から2000年にかけては、これが64%にアップした。また、15歳以下の子どものがん患者についても、1974年から76年の5年生存率は56%だったが、1991年から2000年にかけての5年生存率は79%と著しく向上した。5年生存率が向上した理由について、CDCでは、がん治療の進歩と早期診断の普及をあげている。実際、現在アメリカにおけるがん患者数は、推定980万人(人口の3.5%)だが、30年前には、全患者数が300万人で、人口の1.5%だった。すなわち、従来は、かなり進行して初めてがんと診断されていたが、現在は、早期に診断されるようになった。5年生存率が良くなったのは当然と言える。このように、がんになっても死なない人が増えたということは、がん治療を長期的に見る必要が出てきたわけだ、と専門家は言う。この研究の著者の一人、NCIのジュリア・ローランド博士は、「がんになって生き延びたが故に直面するようになった難しい課題はいろいろある。体に残った障害にどう対応し、肉体的、精神的健康維持のために、最適な環境をどう整備するかも重要になった。また、患者とその家族のための社会的、経済的支援も考えなければならなくなっている」と話している。2001年におけるがん生存者で、もっとも多いのが、乳がん、次いで、前立腺がん、大腸がん、子宮頚がん、などとなっている。