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2004年07月21日

喫煙は寿命を10年縮める--英で大規模調査

イギリスで、同じグループの人たちを対象にして、50年間にわたって調査を続けた結果、たばこを吸う人は、平均して、寿命が10年短いことがわかった、と「英医学会誌」(BritishMedicalJournal)最新号で報告された。この調査は、オクスフォード大学の名誉教授、リチャード・ドル博士らの研究チームが行ってきたもので、調査対象となったのは、1900年から1930年に生まれた男性医師3万5000人。その研究資金は、「英医学協議会」「英がん研究所」「英心臓基金」などから出されている。調査結果によると、60歳でたばこをやめた人は、やめなかった人と比べると、寿命が3年伸びている。同様に、50歳でたばこをやめた人は、寿命が6年延び、40歳でやめた人は寿命が9年延び、30歳でやめた人は、喫煙によって命が縮まるリスクをほぼ完全に回避できる、という。つまり、30歳で禁煙すれば、喫煙による害はゼロに等しい、というのだ。さらに、喫煙のために命を縮める原因となる病気としては、まず、肺がん、次いで心臓病、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、およびその他の呼吸器疾患が主なものだという。「ここ数十年間の医療の進歩で、こういった病気の治療や予防が進んだ。しかし、こうした進歩も、たばこを吸い続けている人たちには、何の恩恵ももたらしていない。したがって、非喫煙者と喫煙者に寿命の違いがますます広がった」とドル博士は述べている。このイギリスの喫煙調査の研究チームは、1954年、喫煙と肺がんとの密接なつながりを実証する記念碑的な業績を発表している。今度の報告は、その50年後に発表された、第2の歴史的報告となっている。