2004年06月08日
アメリカの子どもに肥満が疫病のように増えている。この現状を憂い、警鐘を鳴らしている識者も多い。これに呼応して、ちかごろの食品メ-カ-やレストランは、とにかく肥満防止に照準を合わせて、菓子類つくりに工夫をこらし、子ども用メニュ-の中味を変えることに努力している。例えば、レストラン・チェ-ンの「ルビ-チュ-ズデ-」(RubyTuesday)では、従来子どものメニュ-の定番だった、ハンバ-ガ-、フライドチキン、フレンチフライをやめて、代わりに、グリルドチキン、マッシュトポテト、スティ-ムドブロッコリ-を盛ることにした。すなわち、油を使わずに調理することによって、ロ-ファット(低脂肪)、ロ-カ-ボ(低炭水化物)、低カロリ-を達成しようとしている。ルビ-チュ-ズデ-の調理研究開発部長のジュリエ・レイドさんは「子どもの健康を気づかっている親なら、ルビ-チュ-ズデ-へ行けばヘルシ-な食事ができるということを知っているはずです」と言う。昨年(2003年)は、マクドナルドが、ハンバ-ガ-を食べて肥満になった、という消費者からの訴訟を受けて、肥満になりそうなメニュ-を止めて、チキンやサラダなどに力を入れたことはよく知られている。子どもが朝食に食べるシリアルのメ-カ-、ジェネラルミルズ社(GeneralMills)は、人気のあるシリアルである、「トリックス」(trix)、「シナモント-スト」(CinnnamonToast)、「ココアパフ」(CocoaPuffs)の砂糖をうんと減らした製品を発売した。同様に、ライバル社のケロッグ社(Kellogg)も、シリアルの「フロステッド・フレ-クス」(FrostedFlakes)の糖分を大幅に減らした。公立学校で、学校給食や、校内に設置する自動販売機で、コ-ラなどソフトドリンク、キャンディ類、脂肪分の多いスナックを排除する動きが目立っている。これに対応して、あるフレンチフライ・メ-カ-は、油を使わずに、オ-ブンで焼いてつくるフレンチフライを開発した。こうすれば、心臓病などによくないとされているトランス脂肪も含まれず、なかなか好評だ。すでに、カリフォルニア州サンディエゴやアラバマ州の学校で、油を使わないフレンチフライを取り入れることにしている。ジョ-ジア州アトランタにある「イノベイティブ・キャンディ・コンセプツ社」(InnovativeCandyConcepts)は最近、菓子類の全製品から、精製された白砂糖を全廃した。