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2004年06月21日

アスピリンの効用またひとつ--乳がん予防の有効

1世紀以上にもわたって、解熱鎮痛剤として親しまれているアスピリンは、血液をさらさらにすると言われて、心臓病の予防などにも常用する人が多いが、こんどは、アスピリンはがんの予防にもなりそうだ、と言う研究結果が、5月26日発行のジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)で発表された。この研究を行ったのは、コロンビア大学の公衆衛生学部のメアリ・テリー助教授(疫学)らで、乳がんにかかっている1442人の女性と、乳がんにかかっていない同数の女性について、アスピリンなど、抗炎症鎮痛剤の使用状況について調べた。その結果、アスピリンを少なくとも1週間の1回、それを6ヵ月以上飲んでいる人は、まったく飲んでいない人よりも、乳がんの割合が28%少なかった。しかも、アスピリンの使用頻度が高い人ほど、乳がんが少なかった。同じ鎮痛剤でもイブプロフェンでを飲んでいる人では、乳がんにかかる割合は、飲んでない人よりは小さかったが、アスピリンほどの効果はなかった。タイレノ-ル(成分はアセタミノフェン)を常用している人は、乳がんを抑える効果は全くなかった。しかし、研究者たちは、この研究結果から、ただちに、乳がんの予防にアスピリンを常用した方がいい、と勧めるわけには行かない、と言っている。再度研究を重ねり必要があるからで、また、アスピリンんは潰瘍や出血といって副作用があるので、こうしたマイナス面も考慮する必要があるからである、と研究者たちは言っている。