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2004年05月23日

鬼ごっこだけで肥満児の血管が丈夫になる、を証明

肥満児と正常児との違いは、血管の弾力性にある、ということを証明した研究が、5月11日発売の米小児科学会の機関誌「小児科学」(Journalof Pediatrics)最新号に掲載された。
この研究は、オ-ストラリアの研究グル-プが行ったもので、6歳以上平均8歳の肥満児14人を対象に、動脈血管の内壁が拡張、収縮する際の弾力性を調べた。同時に、対照にために、同年代の太っていない正常な子ども7人も調べた。この弾力性が不十分だと、血管が狭くなり、引いては心臓病を引き起こすリスクが高い、と言われている。
その結果、肥満児の血管内壁の弾力性は、正常児の弾力性の半分しかなかった。このことから、動脈内壁の弾力性を調べれば、同じ肥満児でも、心臓・血管系の病気にかかりやすいかどうかがわかる、と研究者たちは言っている。そこで、研究者たちは、被験者となった肥満児に運動をさせた。
1回1時間の運動を、週に3回、これを2ヵ月続けた。運動の内容は、鬼ごっこ、サッカ-遊び、ジョギングなど軽いものだったが、2ヵ月後、子どもたちの動脈血管内壁の弾力性が25%改善されていた、という。
体重やコレステロ-ル値には変化は見られなかったが、血管の弾力性が改善されていたということは、肥満児の健康度を知る手がかりになる、と研究者たちは言っている。