2004年05月27日
すべての室内を全面禁煙にした都市では、レストランやバ-でのたばこを許している都市よりも、空気が劇的に浄化されていることがわかった、と5月29日、この研究を行ったロスウエル・パ-ク・センタ-研究所(ニュ-ヨ-ク州バファロ-)をから発表された。
同研究所は、室内全面禁煙を実施している都市として、ニュ-ヨ-ク、バッファロ-、ロサンゼルスを選び、レストラン、バ-など部分的に喫煙を認めている都市として、ワシントンDC、ボルチモア、フィラデルフィア、ホボケン(ニュ-ジャ-ジ-州)を選んで、全部で室内82ヵ所を対象にして、空気の汚染状況を調べた。
その結果、空気汚染の程度が、全面禁煙の都市では、部分喫煙の都市よりも、何と82%もきれいだった、という。一番室内空気がきれいだった都市はニュ-ヨ-クで、汚染物質の濃度が、1立方メ-トル当たり平均25マイクログラムだった。ついで、バッファロ-、ロサンゼルスの順だった。
逆に、室内空気が最も汚染されていたのはワシントンDCで、1立方メ-トル当たり汚染物質の濃度は392マイクログラムあった。次いで、ボルチモア、フィラデルフィア、ホボケンの順だったが、その違いはレストランなどで吸っている喫煙者の数、換気扇の設置状況などによることがわかったという。
研究リ-ダ-のアンドリュ・ハイランド博士は、「禁煙にすれば空気がきれいになることわかったいたが、問題は浄化の程度だ。せいぜい10%くらいかな、と思っていたが、82%とは驚きだ。室内を全面禁煙にすると、こんなに空気がきれいになることが改めてわかった」と述べている。
ニュ-ヨ-クでは昨年(2003年)夏、レストランやバ-を含む全面禁煙を実施したが、これに対して、レストランのオ-ナ-たちが激しく抗議している。なお、この研究の資金は、反喫煙団体の「子どもたちをたばこから守るキャンペ-ン」(Campaign for Tobacco-Free Kids)から出されている。