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2004年05月29日

入れ歯風のダイエット器具登場--食べる量が減ります

米ジョ-ジア州アトランタにある「サイエンティフィック・インテイク社」(ScientificIntake)は、一風変わったダイエット器具を、5月19日から販売し始めた。

これは、「歯が付いていない総入れ歯」のようなもので、各人の口の中にぴったり合わせてつくられる。これを、食事のさいに付けておれば、食べ物をを一度に多くのどを通せないので、ゆっくり時間をかけて食べるようになる。そうすれば、急いで食べるより、早く満腹感を感じて、結果として、食べる総量を減らすことができる、というのだ。

「DDSシステム」と呼ばれるこの装置は、まず、歯科医へ行って型をとってもらってから作る。不要の時は、取はずし自由だ。価格は1式400ドル(4万5,000円)。同社のウイリアム・ラングレ-社長は、「近ごろの人間は早食いが多い。だから、食べ物が入ってきたのに、胃袋がそのメッセ-ジを脳に伝達する間がない。DDSシステムを使って、ゆっくり食べれば、満腹中枢が早めに刺激されて、食べる量が増えるのをストップしてくれる」と述べ、同社長自身、これをつけて5ヵ月間に14ポンド(6.3キロ)の減量に成功したという。

栄養学者は、DDSシステムは確かに食べる量を減らすのに役に立つだろうが、果たして、何百ドルも出して、これを購入する人がいるのだろうか、と言う疑問を口にしている。これに対して、ラングレ-社長は、「減量のためにお金を使っている人は多い。肥満のために、大金を払って胃袋の手術をする人も増えている。アメリカ人の成人の3分の1が肥満と言われている。こうしたことを考えれば、数百ドルで減量でき、肥満を防止できれば安いものだ」と答えている。

ピッツバ-グ大学の体重管理センタ-(Weight Management Center)のマデリン・ファ-ンスト-ム博士は「DDSシステムは、システムというほどのことはない。物理的に食べる量を減らすだけのことだ。こんなことのための400ドルも出すことはない。赤ちゃん用のスプ-ンを使って食べれば、同じ効果が期待できる」と話している。