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2004年05月02日

薬が効かない淋病が急増--CDC、治療法を変更

これまで標準的に使用されていた抗生物質が効かなくなった淋病が、アメリカで急増していることがわかり、CDC(米疾病管理予防センタ-)では、これを重大事態とみて、警戒を強めている。
CDCよると、とくに同性愛、両性愛者の中に、薬が効かなくなった淋病が増えているという。
4月29日、CDCが発表したところによると、アメリカの23の都市で調べた結果、抗生物質が効かなくなった淋病の発生件数が、2002年から2003年にかけて倍増した。増加が顕著だったのは、同性愛と両性愛者の淋病発生で、この1年間の発生率が1.8%から4.9%に跳ね上がった、という。
このため、CDCでは従来淋病治療にもっともよく使われていた抗生物質の「フルオロキノロン」(fluoro-quinolone)の使用を止めて、別の抗生物質を使用することに決めた。
代替薬はすべて、コストが高くつき、かつ、錠剤でなく注射で投与することになる、という。抗生物質に対する耐性菌は、同性愛者から一般の人へもうつってきていることが、最近、ハワイやカリフォルニアで伝えられた。
耐性菌がさらに蔓延すると、米国民に重大な健康問題を引き起こす恐れがある、とCDCでは言っている。
淋病が増えた理由について、エイズの治療法が進んで、性感染症に対する予防措置がおろそかになってきたことがあげられている。
実際、淋病だけでなく、梅毒、さらにエイズの発生件数も同性愛者の中で増加傾向をたどっている。