2004年05月18日
アメリカの若者の4.2%が、クラミジア菌に感染していることがわかった、と、「ジャ-ナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエ-ション」(JAMA)5月12日号が伝えた。
これは、ノ-スカロライナ大学の研究チ-ムが、2001年から2002年にかけて、全米から任意抽出した18歳から26歳までの男女1万4322人を対象に、インタビュと尿検査によって調べた結果で、クラミジア菌保有率は、女性で4.7%、男性で3.6%と女性の方が高かった。
人種別では、白人1.94%、アジア系2.0%、ヒスパニック5.9%、原住民(アメリカンインディアン)10.4%、黒人12.54%で、黒人の保有率がとくに高かった。しかし、この調査方法には問題があり、実際には、クラミジア感染率はもっと高いのではないか、と見る専門家もいる。
また、この調査では若者だけを対象としたが、これよりも年上の層にも、クラミジア感染が広がっている、と見られている。クラミジア菌による感染者は、CDC(米疾病管理予防センタ-)によると、年間300万人と推定されている。このうち、実際にクラミジア感染症にかかった人は、2002年で、83万4555人だった。
これは性感染症としては、ヒト乳頭腫ウイルス(humanpapilo mavirus)による子宮頸がん(年間500万件)に次いで多い。クラミジア感染症は、抗生物質で治るが、治療をせずに放置しておくと、女性では骨盤痛、不妊症、男女でエイズにかかりやすくなると言われている。