2004年03月09日
米がん協会(American Cancer Society )がこのほど発表した研究結果によると、18歳以降に体重が増えた女性は、増えた分だけ、乳がんにかかるリスクが高くなることがわかった、という。
この研究は、総数6万2,756人の女性を対象に行われている大規模、かつ、長期のがん予防に関する調査の一環として行われたもの。
それによると、高校卒業後の何年間かに、体重が、20ポンドから30ポンド(9キロから13.5キロ)増えた女性は、この間に体重が増えなかった女性と比較すると、乳がんにかかった割合が40%高かった。
高卒後の体重が、30ポンド以上増えた女性では、乳がんにかかるリスクがさらに高くなり、体重増が70ポンド(31.5キロ)を超えた女性は、体重が変わらなかった女性と比べると、乳がんにかかる割合が2倍になっていた。
この研究のリ-ダ-、ヒ-サ-・スペンサ-・フェゲルソンさん(女性、同協会の上級疫学者)は「体重増と、女性が生涯にかかる乳がんとの関係は、はっきりしています。成人してから、ほんの少しでも、体重が増えた女性は、それだけ、乳がんにかかりやすくなっています」と断言している。
その理由について、同協会の研究者たちは、体重増で増える脂肪組織が、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促し、そのエストロゲンが乳がんを成長させるように働くからではないか、と見ている。
しかし、体重と乳がんとの関係は、今後さらに究明する必要がある、と研究者たちは言っている。